中国半導体Nano Labs、「BNB」トレジャリー戦略で5億ドルの社債発行へ

ナノラボがBNB取得へ

ナスダック上場の中国半導体企業ナノラボ(Nano Labs)が、暗号資産(仮想通貨)ビルドアンドビルド(BNB)の取得に向け、総額5億ドル(約726億円)の転換社債を発行すると6月24日に発表した。

ナノラボは今後、転換社債および私募を通じて総額10億ドル(1,453億円)相当のBNBを取得する計画とのこと。また将来的には、流通供給量の5%から10%のBNB保有を目指すという。ナノラボはBNBのセキュリティと価値について詳細な評価を実施する予定としている。

すでにナノラボは、転換社債の発行に関する契約を複数の投資家と締結したとのこと。発行される社債は発行日から360日後に満期を迎え、元本には利息が付かないという。また期間中は、全額または一部を保有者の判断でナノラボのA類普通株式に転換可能となっている。なお当初の転換価格は1株あたり20ドルに設定されている。この転換社債は無担保であり、ナノラボの一般債務として位置づけられている。

なおナノラボは、この転換社債契約のクロージングが一般的な条件に基づくものであり、資金調達が確実に成立する保証はないと説明している。

ヤフーファイナンスによれば、ナノラボの株価は今回の発表前と比べて100%以上上昇し、現在は1株あたり22ドル(約3,196円)で取引されている。

ナノラボは、高スループットコンピューティング(HTC)および高性能コンピューティング(HPC)向けチップの開発を手がける中国のWeb3インフラ・製品ソリューションプロバイダー。同社は2024年11月18日、ビットコイン(BTC)を戦略的準備資産として採用する意向を発表していた。なお今回のBNB取得に関する発表のなかで、BTCがすでに準備資産として採用されていることが明記されている。

また今月23日にナノラボは、香港ドル(HKD)およびオフショア人民元(CNH)建てのステーブルコイン事業への参入計画を発表した。同社は、ビットコインやBNBのブロックチェーンネットワークに焦点を当て、ステーブルコインの技術フレームワークの開発を計画しているという。なお現在はこの取り組みの関連ライセンス取得に向けた準備を進めているとのことだ。

参考:ナノラボヤフーファイナンス
画像:iStocks/royyimzy・dalebor

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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