CME、資産のトークン化テストにグーグルクラウドの分散型台帳「GCUL」採用

GCULを採用

北米最大の金融・商品デリバティブ取引所であるCME(シカゴマーカンタイル取引所)を運営するCMEグループ(CME Group)が、グーグルクラウド(Google Cloud)の新しい分散型台帳である「グーグル・クラウド・ユニバーサル・レジャー(Google Cloud Universal Ledger:GCUL)」を使用したトークン化技術を導入すると3月25日発表した。

「GCUL」は、従来の金融機関が統合しやすいように設計された、プログラム可能な分散型台帳だ。口座と資産の管理を簡素化し、プライベートかつ許可制(パーミッション制)のネットワーク上での送金を効率化するという。

CMEグループの会長兼最高経営責任者(CEO)であるテリー・ダフィー(Terry Duffy)氏は、「GCULは、世界が24時間365日の取引へと移行する中で、担保、証拠金、決済、手数料の支払いにおいて大幅な効率化を実現する可能性を秘めている」と述べている。

なお発表では、トークン化される資産についてなどの詳細は提供されていない。CMEグループとグーグルクラウドは今年後半に市場参加者とのテストを開始し、2026年にサービスを開始する予定とのことだ。

数年前からブロックチェーン技術へ進出するグーグルクラウドは2023年9月、同社提供のデータ分析サービス「ビッグクエリ(BigQuery)」に、11のブロックチェーンを新たに追加したと発表した。

「ビッグクエリ」に新たに追加されたブロックチェーンはアバランチ(Avalanche)、アービトラム(Arbitrum)、クロノス(Cronos)、イーサリアム(Ethereum)のテストネットであるゴエリ(Goerli)、ファントムオペラ(Fantom Opera)、ニアプロトコル(NEAR Protocol)、オプティミズム(Optimism)、ポルカドット(Polkadot)、ポリゴン(Polygon)、ポリゴンのテストネットであるムンバイ(Mumbai)、トロン(Tron)。

なお「ビッグクエリ」では2019年にビットコイン(Bitcoin)、イーサリアム(Ethereum)、ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash)、ダッシュ(Dash)、ドージコイン(Dogecoin)、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)、ライトコイン(Litecoin)、ジーキャッシュ(Zcash)がサポートされていた。

参考:発表
画像:iStock/jittawit.21

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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