FTX創業者に懲役25年、詐欺などで=NY地裁

SBFに懲役25年の判決

米ニューヨーク連邦地裁は3月28日、経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換所大手FTXトレーディング創業者サム・バンクマンフリード(Samuel Bankman-Fried:SBF)被告(32)に対し、懲役25年の判決を言い渡した。

同被告は顧客資金を不正に流用した詐欺など7つの罪に問われ、2023年11月に陪審の判断により有罪判決が下っていた。

被告に懲役期間を言い渡したルイス・カプラン(Lewis Kaplan)判事は「被告は犯罪行為だと認識していた。捕まる可能性について非常に悪い賭けをしたことを後悔しているが、何も認めようとしない」と述べた。

判事は、FTXの顧客が80億ドル、FTXの株式投資家は17億ドル、被告が設立した投資会社アラメダ・リサーチ(Alameda Research)の貸し手は13億ドルを失ったと述べた。禁錮刑に加え、110億ドルの資産没収も言い渡した。

被告は法廷で「顧客は苦しんでいる。それを軽視するつもりは全くなかった。この過程でわたしが述べたことに欠けていたものがあったと思う。それについて申し訳ないと思う」と述べた。

懲役期間は、検察側が求めていた40-50年に比べて短かった。弁護団は5年3カ月以下の懲役が妥当と主張していた。

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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
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