DFINITY財団が「ICP Asia Alliance」立ち上げ、アジア全土でのweb3導入促進に向け

ディフィニティ財団がアジア全土にICP導入促進へ

ディフィニティ財団(DFINITY Foundation)が、「ICPアジアアライアンス(ICP Asia Alliance)」の発足を9月28日発表した。

また同団体は、アジア全体のブロックチェーン・AI開発分野におけるイニシアチブの成長と発展を支援する、2,000万ドル(約30億円)規模の助成金基金(grant fund)創設も併せて発表している。

発表によると「ICPアジアアライアンス」は、ディフィニティ財団が支援するICP(インターネットコンピューター)ブロックチェーンの導入促進に重点をおいた、アジアでのweb3とAIのエコシステムを育成する最前線になるとのこと。

同アライアンスは、コラボレーション・教育・イノベーションのためのプラットフォームを確立することで、個人・企業・コミュニティがweb3とAI技術の変革力を活用できるよう目指すという。

また「ICPアジアアライアンス」は、ICPのコミュニティメンバーや開発者・起業家・教育機関を結びつけ、包括的なプロジェクト支援に取り組むという。それにあたり助成金基金はアジア全域でICPブロックチェーン技術の導入を進めるうえで重要な役割になるとのことだ。

ディフィニティ財団の創設者兼チーフサイエンティストであるドミニク・ウィリアムズ(Dominic Williams)氏はリリースにて以下のようにコメントしている。

ICPおよび広範なweb3エコシステムにとってアジアは重要な地域となっている。ICPとディフィニティの初期のサポートと採用の多くは、最も才能のあるICP開発者の拠点であるアジアから生まれた。香港はweb3技術を受け入れる政府の先進的な取り組みのおかげで、世界的なクリプト(ブロックチェーンと暗号資産の総称)のハブとして繁栄しており、新たにICPアジアアライアンスを立ち上げるのに理想的な場所となっている。

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参考:ディフィニティ財団
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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