TISが「Web3ビジネス企画部」設置へ、DX領域への活用も

TISのweb3事業戦略

TISインテックグループのTISが、「Web3ビジネス企画部」の設置予定を3月27日発表した。

4月1日より設置される予定の「Web3ビジネス企画部」ではweb3ビジネス促進へ向け、TISがこれまでに培った知見をもとに、顧客へのweb3活用支援やTISによるweb3関連ビジネス立ち上げの推進・プラットフォームの提供を行っていくという。

具体的には、web3活用のビジネス企画立案支援やビジネスモデルの融合・構築支援を行う「web3 ビジネスコンサルティング」、顧客の目的に応じたweb3技術要素の最適な選定・アドバイスを行う「web3 技術コンサルティング」、代替可能なトークンやNFT、ブロックチェーン活用のシステム開発・支援を行う「web3 システム開発・支援」、web3の勉強会や社員教育、web3体験企画などを提供する「web3 社内浸透支援」を行うとのこと。

また「Web3ビジネス企画部」ではDX領域へのweb3活用にも取り組むという。

「都市への集中・地方の衰退」、「低・脱炭素化」、「金融包摂」、「健康問題」の4つの社会課題に対しweb3活用で社会貢献を目指す「社会DX」、事業にweb3を活用したい顧客に対し支援を行う「事業DX」、TISの社員全般におけるweb3の理解向上を目指す「内部DX」を行うとのこと。

TISは今後、分散アプリケーション(dApp)開発などの高い知見や技術を持つ企業とのパートナーシップを強化しTIS独自のweb3新規事業やエコシステムの開発を行い、web3領域におけるビジネス確立を目指すとのことだ。

TISは昨年10月、旭化成と偽造品問題に対応するデジタルプラットフォーム「Akliteia(アクリティア)」を構築。同プラットフォームをアパレル業界へ最適化したサービスの提供を開始している。なお「Akliteia」には、エンタープライズ向けブロックチェーン「コルダ(Corda)」が採用されている。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/peshkov・Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。 同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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