コインチェックが元素騎士と提携、「GENSOメタバース」NFT販売支援へ

コインチェックが元素騎士と提携

国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェック(Coincheck)が、台湾拠点のブロックチェーンゲーム開発企業メタップ(Metap.inc)が運営するブロックチェーンゲーム「元素騎士Online -META WORLD-」との提携を12月6日発表した。

この提携でコインチェックは、同ゲームのNFT領域において支援を行うという。具体的には、「GENSOメタバース」と呼ばれるサービスのNFTに関する販売支援および「元素騎士Online -META WORLD-」のマーケティング活動支援に取り組んでいくとのことだ。

「GENSOメタバース」は、メタバース上に様々な要素を取り込んだサービスだ。「元素騎士Online -META WORLD-」のオンラインゲームを始め、メタバース上で土地(ランド)を所有したり、家(ハウジング)を建てたりできるという。また、ユーザーが自由にコンテンツを作成できるUGC機能(User Generated Contents)を使用し、購入した土地にオリジナルの世界を構築することが可能となる。今後は多くの企業やサービスが出展し、メタバース上でコンサートやeコマース(物販)など多様なサービスが展開される予定とのことだ。

「元素騎士Online-META WORLD-」は、2012年台湾にて「Game of the year 金賞」を受賞し累計800万ダウンロードを超えるゲームシリーズの最新作だ。3DMMO(3D Massively Multiplayer Online)技術で構成されたメタバース上にNFTの要素を取り込み、ブロックチェーン技術によって、ファンタジー世界での経済圏を構築している特徴がある。なお同作品は2012年に台湾で最も売れたモバイルゲームとのことだ。

コインチェックは11月、GameFi(ゲーミファイ)領域のプロジェクトにおけるIEO・NFTの一次販売を検討するパートナー事業者を募集すると発表していた。同社はこの取り組みにより、日本発のGameFi領域のNFTプロジェクトのIEO・INOの事例をつくり、GameFi領域の活性化と新たなビジネスモデルの創出を目指すとしていた。

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参考:コインチェック

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。 同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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