群馬県が「Web3推進プロジェクトチーム」設置

群馬県が「Web3推進プロジェクトチーム」設置

群馬県が「Web3推進プロジェクトチーム」を設置したことを8月26日発表した。Web3の活動を全庁的に推進していく体制を整えるため、同庁の知事戦略部デジタルトランスフォーメーション戦略課内に設置したとのこと。

具体的なプロジェクトチーム設置の目的として「NFTをはじめとした、ブロックチェーン上の技術やサービスであるWeb3、またその活用の場として有力なメタバースなどを、県民の利便性向上や県民幸福度向上に寄与するツールとして活用していくため」としており、当面の活動を「Web3の活用による行政課題の解決に向け、国の動向を注視しながら、国内外における先進事例の情報収集を行うとともに、Web3関連技術・サービスにかかる調査・研究を進める」と発表している。

「Web3推進プロジェクトチーム」は、若手職員を中心に専任2名、兼務8名の計10名で構成されるとのこと。

なお群馬県はWeb3について「ブロックチェーン技術に支えられて、個人がデータを分散して所有・管理し、巨大プラットフォーマーを介さずに個人同士が自由につながり交流・取引する世界」と説明している。

先月7月、経済産業省は大臣官房に「Web3.0政策推進室」を設置し、海外での事業環境や、国内での事業環境課題について事業者、投資家、法曹、エンジニア等から情報収集を行い、デジタル庁等の関係府省庁と協力してWeb3.0に関連する事業環境整備への取り組みを開始することを発表している。

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参考:群馬県
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Rawpixel・bin-kontan

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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