NFTミンティング「Fair. xyz」、OpenSeaらから約6億円調達

Fair.xyzがOpenSeaなどから約6億円調達

NFTミンティングプラットフォームを開発するFair.xyzが、シードラウンドにて約6億円(455万ドル)の資金調達を完了したことを8月9日に発表した。

Fair.xyzは、メタ(Meta)、インスタグラム(Instagram)、ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)で働いていた3人のエンジニアによって設立された企業であり、ノーコードで簡単に大規模なミンティングを実行することができるワンストップNFTプラットフォームの構築を目指している。同社は今年3月のウクライナ政府によるNFTプラットフォーム立ち上げを主導した企業でもある。

Fair.xyzの発表によると、今回の資金調達はベンチャーキャピタルのエデンブロック(Eden Block)が主導し、オープンシー(Open Sea)、NFX、ファーストミニットキャピタル(First Minute Capital)などが参加したとのことだ。また今回の資金調達を経て、同社の評価額は約44億円(3300万ドル)となったとのことだ。

Fair.xyzはTwitterにて「Web3業界を民主化するというミッションが、今年2月にFair.xyzを立ち上げた理由の核心でした。(資金調達に参加してくれた)各チームには、このビジョンを実現するために早い段階から私たちを信じてくれたことに、とても感謝しています」とコメントしている。

なお現在Fair.xyzはNFTプラットフォームの構築段階にあり、ウェイティングリストに登録することによって早期アクセスに参加できるとのことだ。

なおFair.xyzと同じくNFTのミンティングをムーンペイ(MoonPay)がハイパーミント(HyperMint)と呼ばれるサービスを6月より開始している。こちらもFair.xyzと同様に大規模なNFTの発行を簡単に行うことができるサービスとなっている。

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参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet・ChrisGorgio

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この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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