バイナンス、NEAR対応ウォレット「Sender Wallet」へ出資

暗号資産ウォレットSender Walletが資金調達

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、NEAR Protocol(ニアプロトコル)基盤の暗号資産(仮想通貨)ウォレットであるセンダー・ウォレット(Sender Wallet)に出資したことが4月11日分かった。なお出資額については明らかになっていない。

発表によると今回の投資には、バイナンス(Binance)の投資部門であるバイナンス・ラボ(Binance Labs)の他、米VCのメタウェブ・ベンチャーズ(MetaWeb Ventures)が参加したとのことだ。

センダーは、分散型アプリケーションの開発促進を目的としたオープンソースプラットフォームであるニアプロトコルに対応した暗号資産ウォレットで、秘密鍵をユーザー自身で管理するノンカストディアル型となっている。

現在はクローム(Chrome)、ブレイブ(Brave)、エッジ(Edge)、キーウィ(Kiwi)といった4つの主要ブラウザをサポートし、ニアエコシステム全体のトッププロジェクトに統合している。

センダーは調達した資金をチームの開発とエコシステムチームの拡大に活用するとのこと。

またセンダーは今年第2四半期(4月〜6月)に「.nearアカウントを無料で作成するキャンペーンの開始」、「Ledgerなどハードウェアウォレットに対応」、「AndroidとiOS向けモバイルウォレットをリリース」、「オーロラや他のEVMチェーンに対応」、「NEARエコシステムのDAppsと統合」を予定していることも発表している。

バイナンスは今月、eスポーツのコミュニティゲーミング(Community Gaming)や「Move-and-Earn」プロジェクトのステップン(STEPN)、アクシーインフィニティ(Axie Infinity)運営のスカイメイビス(Sky Mavis)への出資も発表していた。

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参考:senderlabs
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Molnia

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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