コインチェック、対象者へ暗号資産シンボル(XYM)付与を2月16日に決定

コインチェックがXYM付与を2月16日に決定

国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェック(Coincheck)が、暗号資産シンボル:Symbol(XYM:ジム)の付与を2月16日に実施することが分かった。

昨年10月の発表では「2021年度中(2022年3月まで)」の実施とされていたが、今回実施日程か決定した。なお付与はユーザーの取引アカウントにされるとのことだ。

付与対象者については、2021年3月12日 13:26に(スナップショット時点)でCoincheckのアカウントに暗号資産ネム:NEM(XEM)を保有していたユーザーのうち、22年2月16日の付与時点で通常通りCoincheckが利用できるユーザーとなっている。

またスナップショット時点で「貸し暗号資産サービス」でネムを貸出中、または貸出申請中だった場合や同サービスのアカウントにネムを保有していた場合、暗号資産積み立てサービス「Coincheckつみたて」にネムを積み立てしていた場合も対象に含まれるとのとこだ。

発表によると付与の他、コインチェックが提供する「貸し暗号資産サービス」でシンボルの取り扱いを開始するとのこと。またシンボルの送金機能の提供も行われるとのことだ。

シンボル(XYM)とは

シンボルは、2021年3月にネムのブロックチェーンの大型アップデート「カタパルト」によって誕生したブロックチェーン「Symbol(シンボル)」のネイティブ通貨である。現在のXYMの時価総額は約1,836億円となっている(コインマーケットキャップ2月14日調べ)。

ネムとシンボルは違うプラットフォームのため、ネム保有者には「オプトイン」と呼ばれる制度によってネム保有量と同量のシンボルが付与される権利があり、今年の3月12日13:26にネムの保有者を対象に行われた「スナップショット」時点のネム保有量に対し、同数のシンボルが付与される予定となっていた。

海外の取引所などでは対象者にシンボルが付与されているところが多く、国内でも今年5月にZaif Exchange(ザイフ)がいち早くシンボルの取り扱いと付与を行い、続いて取り扱いを発表したサクラエクスチェンジ、GMOコインもシンボルの付与を実施している。

またビットフライヤーは「2022年3月中に実施する予定」としている他、今年1月よりシンボル取り扱い開始したフォビジャパンとDMM Bitcoinについては、付与予定としながらも現状具体的な日程などの詳細は発表していない。

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参考:コインチェック
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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