NFTサッカーゲーム「Sorare」、独ブンデスリーガと提携

「Sorare」が独ブンデスリーガと提携

NFTを利用したファンタジーフットボールゲームを提供するソーレア(Sorare)が、ドイツ国内プロサッカーリーグであるブンデスリーガの1部および2部と提携したことが10月6日分かった。

ソーレアの国内リーグとの提携は、先月9月に発表されたスペインのラ・リーガに続き2例目となる。またこの提携により、ゲーム内には200以上のクラブチームが登場することになるという。

発表によると今回の提携により、ブンデスリーガ1部のチームに所属する選手のNFTの販売を10月末までに行うとのこと。アイントラハト・フランクフルト所属で日本代表の鎌田大地選手のNFTカードもリリースされるようだ。なお2部については現状、NFTカードのリリース予定はないとのことだ。

またソーレアは今回のリリースの中で、新たに「Sorare NFT Moments」を発表した。公式Twitterを確認したところ「Sorare NFT Moments」は、人気NFTゲームの「NBA Top Shot」で販売されているような「選手の試合でのプレーのハイライト」をNFT化したデジタルカードとなるようだ。こちらは2022年に販売予定となっている。

パリを拠点に2018年に設立されたソーレアは、プレイヤーがサッカー選手の公式ライセンスカードを購入し、そのカードでチームを作って対戦するオンラインゲームだ。現実の試合での選手のパフォーマンスに基づいて結果が決まる仕組みになっている。NFTカードの販売量は2021年1月以降、140か国で月間7,000万ドル(約76.4億円)を突破している。

またソーレアは先月9月にソフトバンク(SoftBank)が主導する資金調達ラウンドにて6億8,000万ドル(約745.2億円)を調達しており、企業価値が43億ドル(約4,713億円)になったとされている。

ソーレアは国内においてもコインチェック株式会社が提供するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」にて、取扱いが8月より開始されている。

関連ニュース

NFTサッカーゲーム「Sorare」、スペイン国内リーグ全選手のデジタルカード発行へ

ソフトバンク、NFTサッカーゲーム「Sorare」の約745億円調達を主導

Coincheck NFT(β版)、NFTサッカーゲームSorareの取扱い開始へ

NFTサッカーゲームSorare、ベルギー代表の選手カード発行

参考:ソーレア
デザイン:一本寿和
images:iStocks/efks・msan10

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる