シーボーBZX、BTC・ETHなど6資産の先物「日次3倍」ETF上場へ規則変更案

現物ではなく先物ベンチマークの日次パフォーマンスに連動

米シーボーBZX取引所(Cboe BZX Exchange)が、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、金、銀、原油、天然ガスの先物ベンチマークを参照する3倍レバレッジ型ETF6本の上場・取引に向けた規則変更案を、8月10日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した。SECが8月14日、意見を募るため同案を公表した。

対象は、信託「VSトラスト(VS Trust)」の各シリーズとして提案されている「3x Bitcoin ETF」、「3x Ether ETF」、「3x Gold ETF」、「3x Silver ETF」、「3x Crude Oil ETF」、「3x Natural Gas ETF」の6ファンドだ。

各ファンドは、手数料および費用控除前で、対応する先物ベンチマークの日次パフォーマンスの3倍に相当する投資成果を目指す。

このうち3x Bitcoin ETFは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で取引される期近および第2限月のBTC先物で構成される「Bitcoin Futures Benchmark」の日次パフォーマンスの3倍を目標とする。

3x Ether ETFも、CMEの期近および第2限月のETH先物で構成される「Ether Futures Benchmark」を参照する。両ファンドは現物のBTCやETHを保有せず、主として先物、現金、現金同等物を通じて投資目標の達成を目指す。

BZX規則14.11(e)(4)(F)の一般上場基準はレバレッジ商品を認めていないため、日次3倍を目指す6ファンドは同基準を満たさない。このためシーボーBZXは、上場・取引についてSECの個別承認を求める規則変更案を提出した。現時点で同案は承認されていない。

VSトラストは今後、1933年証券法に基づく登録届出書(Form S-1)を提出する予定だ。規則変更案に記載された各ファンドの説明は同届出書の草案に基づいており、登録届出書が発効するまで各ファンドの取引は開始されない。

VSトラスト自体は現在、米商品先物取引委員会(CFTC)に登録されたコモディティプールとして運営されている。今回提案された6ファンドも、コモディティプールとして運営・登録される予定だ。なお、VSトラストおよび各ファンドは、1940年投資会社法に基づく投資会社としては登録されない。

参考:SEC
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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