ビットマインがイーサリアム追加取得、総保有量は567万ETH超に

BitMineがETH追加取得

ビットマインイマージョンテクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies:以下、ビットマイン)が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の追加取得を含む最新の保有状況を6月22日に発表した。

発表によるとビットマインは、直近1週間で5万2,203ETHを追加取得したとのことだ。

6月21日時点の同社の暗号資産、現金および換金性の高い有価証券、株式持分などの合計額は、107億ドル(約1.7兆円)超だという。内訳は、イーサリアム567万2,956ETH、ビットコイン205BTC、ビースト・インダストリーズ(Beast Industries)の株式持ち分1億8,000万ドル(約291億円)相当、米ナスダック(Nasdaq)上場企業エイトコ・ホールディングス(Eightco Holdings)の株式持ち分1億400万ドル(約168億円)相当、そして現金および換金性の高い有価証券6億100万ドル(約971億円)となっている。

ビットマインのETH保有数は、同社が基準とするETH総供給量(1億2,070万ETH)の約4.7%とのこと。この数字は、ETH総供給量の5%取得を目指す同社の投資戦略「アルケミー・オブ・5%(Alchemy of 5%)」において、開始から11カ月で目標の94%に到達したことを示すという。

ビットマイン会長のトム・リー(Thomas “Tom” Lee)氏は、暗号資産にとって最高の時代はこれからだと考えていると述べた。同氏によると、トークン化とAIの急速な進歩により、ブロックチェーンと分散型の暗号資産への需要が飛躍的に増加すると予想されるという。

また、ビットマインのステーキング済みETHの総量は471万8,677ETHとのこと。これは、1ETHあたり1,733ドル(約28万円)で換算すると約82億ドル(約1.3兆円)相当にあたるという。

ビットマインは、同社独自開発の機関投資家向けETHステーキングプラットフォーム「MAVAN(Made in America VAlidator Network)」の正式ローンチを3月25日に発表している。ビットマインによると、同社保有ETHの一部はすでにMAVANでステーキングされているという。

ビットマインは、9.50%シリーズA永久優先株式350万株の公募を、1株当たり80ドル(約1万2,900円)の公募価格で6月10日に完了した。同優先株は、1株当たり100ドル(約1万6,200円)の記載額に対し、年率9.50%の固定利率で累積配当が発生する。

またビットマインは、9.50%シリーズA永久優先株式の5回目から11回目までの週次現金配当を6月22日に発表した。配当金は1株当たり0.1847ドルで、各配当ごとに定められた基準日の営業終了時点の登録株主に対し、それぞれ対応した支払日に支払われる予定とのこと。

9.50%シリーズA永久優先株式は、NYSEへの上場承認を受け、ティッカーシンボル「BMNP」で6月16日から取引が開始されている。

ビットマインの株式(BMNR)は、米国市場において売買代金の大きさでも注目されている。同社が引用する米投資調査会社ファンドストラット(Fundstrat)のデータによれば、6月18日時点でのBMNRの4日平均の日次売買代金は7億1,700万ドル(約1,159億円)で、米国内株式の売買代金ランキングで219位に位置しているという。なお218位はインテグリス(Entegris Inc)で、220位はターゲット・コーポレーション(Target Corp)となっている。

なおビットマインの普通株は、4月8日の取引終了をもって米NYSEアメリカン(NYSE American)での取引を終了し、4月9日から同じティッカーシンボル「BMNR」で米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引されている。同社によると、上場企業としてのETH保有量はビットマインが世界最多で、暗号資産トレジャリーとしては、BTCを最大保有するストラテジー(Strategy)に次いで世界第2位だという。 

参考:プレスリリース
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田中柊也

「あたらしい経済」編集部 法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。