ネットスターズ、AllScaleとMOU。ステーブルコイン決済のマルチウォレット化で

ネットスターズがAllScaleとMOU

マルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」提供のネットスターズが、カナダ拠点のオールスケール(AllScale)と、ステーブルコイン決済の普及に向けた協業について基本合意書(MOU)を締結したと6月8日に発表した。

オールスケールは、主に企業向けに低コストかつリアルタイム決済が可能なセルフカストディ型インフラを提供するフィンテック企業だ。同社は、ステーブルコインを活用し、従来の銀行口座や複雑な暗号資産(仮想通貨)の管理を不要にし、数秒で送金や資金の受け取りができるウォレットプラットフォームを構築・提供している。

またオールスケールは今年4月、カナダ・バンクーバー拠点の飲食店向け決済・リワードアプリ「ブラボー・リワーズ(Bravo Rewards)」と戦略的パートナーシップを締結。450以上のレストランでステーブルコインによる支払いを可能にするなど、実店舗への導入実績も有しているという。

ネットスターズは今年4月、Web2とWeb3の金融世界をつなぐゲートウェイ構想「StarPay-X(スターペイエックス)」を発表していた。同構想は、同社が取り組んできたQRコード決済などWeb2の従来の決済・金融インフラと、Web3金融を接続することを目的としたものだ。

今回のMOUは、StarPay-Xにおける「マルチウォレット化」の実現を目指すものだ。ネットスターズは、利用可能なウォレット選択肢を拡張することで、実店舗へのステーブルコイン決済導入を推進するとともに、将来的には企業間決済への展開も検討するとしている。

なお本MOUは、現時点において具体的なサービス提供や導入等を約束するものではなく、今後の協議を通じて検討を進めるものだという。

またオールスケールは現在、日本国内に居住する顧客向けのサービスは提供していない。将来的に日本でサービスを提供する場合には、日本の規制に基づく必要な許認可の取得を前提とするとのことだ。

ネットスターズはStarPay-Xにおいて、Web3を特定の技術やサービスに依存せず、利用者や利用シーンに応じて柔軟に選択できる環境の実現を目指している。

同社は今年1月26日から2月28日まで、羽田空港第3ターミナル内の一部店舗でドル建てステーブルコイン「USDC」を用いた店舗支払いのサービス実証を実施。また4月2日からは、兵庫県姫路市のトレーディングカード専門店「TCG BW姫路店」で同様の実証第2弾を開始している。

参考:ネットスターズ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。