インタートレードら、国産HWウォレットとFireblocks統合の資産管理基盤を商用化へ

AndGo WalletとFireblocks統合によるデジタル資産管理ソリューションの実証実験終了

インタートレードが、金融機関向けのデジタル資産管理ソリューションに関する実証実験を完了し、技術的な実現可能性を確認したと5月13日に発表した。インタートレードは、東証スタンダード上場の金融機関向けソフトウェアハウスだ。

この実証実験は、インタートレードと、同社の持分法適用会社である2社、デジタルアセットマーケッツ(Digital Asset Markets:DAMS)およびアンドゴー(AndGo)が実施したもの。国産ハードウェアウォレット「AndGo Wallet」と、米ファイアブロックス(Fireblocks)が提供するデジタル資産インフラを統合し、国内金融機関向けの資産管理基盤として利用できるかを検証した。

今回の実証では、ファイアブロックスの「Fireblocks Key Link」を活用し、AndGo Walletをファイアブロックスのプラットフォームに統合した。Fireblocks Key Linkは、HSMベースの鍵管理ソリューションなどをファイアブロックスに接続し、既存の鍵管理インフラを維持しながら、ファイアブロックスのウォレット機能やポリシー制御、ワークフローを利用可能にするソリューションだ。

これにより、金融機関がデジタル資産の鍵管理を自社側で運用しつつ、ファイアブロックスのグローバル標準の資産管理機能を活用できるかが検証され、技術的実現可能性が確認されたという。

発表によると、AndGo Walletとファイアブロックスの統合により、金融機関はデジタル資産の鍵管理を自社で行いながら、高度な資産管理機能を利用できるようになる。これにより、鍵管理を海外システムに依存するリスクや、重要な金融インフラにおけるサプライチェーン・リスクの低減といった、経済安全保障上の課題解決につながるとのことだ。

今回の結果を受け、インタートレードは「金融機関向け経済安全保障対応デジタル資産管理ソリューション」の商用化を進める方針だ。DAMSは、自社のデジタルアセットサービスに加え、金融機関や外部SIerとの共創案件で同ソリューションの活用を進める。アンドゴーは、DAMSおよびインタートレードと連携し、同ソリューションを提供していくとのことだ。

参考:インタートレード
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。