リップル、「Ripple Treasury」内でデジタル資産口座と統合管理機能を提供開始

Ripple Treasuryで新機能提供

米リップル(Ripple)が、自社の財務管理システム「リップルトレジャリー(Ripple Treasury)」内で、デジタル資産口座「デジタルアセットアカウント(Digital Asset Accounts)」と統合管理機能「ユニファイドトレジャリー(Unified Treasury)」の提供開始を4月1日に発表した。

リップルトレジャリーは、リップルが2025年10月に米大手トレジャリーマネジメント会社Gトレジャリー(GTreasury)を買収した後、Gトレジャリーの企業向け財務管理基盤をデジタル資産領域へ展開したシステムだ。

今回の新機能追加により企業のCFO(最高財務責任者)と財務チームは、銀行やカストディ提供事業者を通じて保有する法定通貨とデジタル資産の流動性を、単一のダッシュボード上でリアルタイムに一括管理が可能になったとのこと。

これにより、別個のプラットフォームの利用や照合作業、手作業による集約が不要になるという。なお両機能は、リップルトレジャリーのデジタル資産フレームワークにおける初の機能とされている。

デジタルアセットアカウントでは、企業の財務チームが、規制に準拠したリップルネイティブのデジタル資産口座をプラットフォーム内で直接作成・管理できるという。さらに、暗号資産(仮想通貨)「XRP」とリップル社の米ドル連動型ステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」を含む残高は、現金と同じ口座構造内に表示され、リアルタイムで評価されるとのこと。

ユニファイドトレジャリーでは、企業の財務チームが、デジタル資産と現金のポジション全体を単一のダッシュボード上でリアルタイムに把握できるとのこと。複数のカストディ事業者を通じて資産を保有する顧客は、銀行の接続基盤クリアコネクト(ClearConnect)を通じて各事業者を接続することで、複数のシステムから個別に情報を集めずに流動性全体を確認できるという。

リップルは今後、ステーブルコインやデジタル資産を活用した越境決済やグループ会社間決済に加え、オーバーナイトレポ(一晩の短期資金運用)を通じて遊休資金に24時間の利回りを提供する製品との接続へと機能を広げる予定だ。

ちなみに、米信用格付け会社KBRAは4月2日、リップルが展開するマルチアセット型プライムブローカレッジ「リップル・プライム(Ripple Prime)」関連2社に、投資適格の発行体格付け「BBB」を付与した。BBBは、投資適格に分類される格付けで、KBRAでは中位の品質と位置付けられている。

参考:リップル
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。