ポリゴンラボ、資金移動をオンチェーンで完結させる「オープン・マネー・スタック」構想を公開

ポリゴンが「オープン・マネー・スタック」構想を発表

ブロックチェーン開発を手がけるポリゴン(Polygon)の開発組織であるポリゴンラボ(Polygon Labs)が、資金移動や決済をオンチェーンで完結させるための新たな基盤「オープン・マネー・スタック(Open Money Stack)」の構想を2026年1月8日付で公開した。この構想については、ポリゴン創業者でありポリゴン財団CEOのサンディープ・ネイルワル(Sandeep Nailwal)氏と、ポリゴンラボCEOのマーク・ボワロン(Marc Boiron)氏が共同でビジョンを示している。

ネイルワル氏は、オープン・マネー・スタックについて、資金移動や決済をオンチェーンで完結させるための包括的な基盤構想であるとの考えを示している。また、同構想の技術的な構成については、ポリゴンラボ(Polygon Labs)のマーク・ボワロン(Marc Boiron)CEOが公開した記事の中で、ブロックチェーン上での資金移動や決済を実現するために必要な要素を、モジュールとして統合するインフラスタックとして説明されている。

オープン・マネー・スタックは、特定の用途や事業者に閉じた決済ネットワークではなく、相互運用性を前提に設計されているという。複数のブロックチェーンや既存の金融インフラと接続可能な構成としつつ、資金移動を支えるブロックチェーンレールや相互接続の基盤については、ポリゴンチェーンを基盤に、相互接続も含めて「チェーンを意識させない」体験を目指す構成が想定されている。

また同構想では、送金する側と受け取る側が、ステーブルコインやトークン化預金といった通貨の形式を意識することなく資金移動を行える仕組みを目指すとしている。利用者や企業は、どのブロックチェーンを使っているかを意識せずに、即時かつ確実に資金を送受信できる体験を提供することが狙いだという。

さらに、オープン・マネー・スタックでは、個人や企業だけでなく、AIエージェントによる自律的な資金移動や決済も想定されている。人手による調整や例外処理を極力必要としないマネーフローの実現を目指すことで、オンチェーンでの資金利用を前提とした新たなユースケースの拡大を見据えている。

ポリゴン側は今後、数週間のうちに、決済、オーケストレーション、コンプライアンス、オンチェーンマネー関連の複数の取り組みを発表していくとしている。最終的には、資金移動を簡素化し、資金がオンチェーン上で完結して利用され続ける仕組みの構築を目標に掲げている。

参考:ポリゴン
画像:PIXTA

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あたらしい経済 編集部

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