サークル、アクセラーネットワークの初期開発会社の人材と技術IP取得へ

CircleがInterop Labsの人材と技術IP取得へ

米サークル(Circle)が、インターロップラボ(Interop Labs)の人材と同社の専有技術に関するIP(知的財産)を取得するための契約締結を12月15日に発表した。インターロップラボは、クロスチェーンプラットフォーム「アクセラーネットワーク(Axelar Network)」の初期開発会社。取得額は非公表で、取得は2026年初頭に完了する見込みだという。

サークルはインターロップラボの人材・技術IP取得により、デジタル資産が100以上のブロックチェーンとエコシステムを横断してシームレスに移動できる状態を目指すとのこと。またサークルは、インターロップラボの人材と技術IPを自社に統合することで、自社開発の独自レイヤー1ブロックチェーン「アーク(Arc)」とクロスチェーン転送プロトコル「サークルCCTP(Circle CCTP)」に関する取り組みを促進する方針だという。

さらにサークルは、アーク上で発行されたデジタル資産を多数のブロックチェーンネットワーク間で相互運用可能にする目標を前進させるとのこと。加えて同社は、マルチチェーンアプリ向けの開発者体験とソフトウェア開発キット(SDK)の拡充や、自社が保有・提供するアプリの開発も強化する方針だ。

なおアークは、サークル発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」活用の企業向けレイヤー1ブロックチェーンだ。またサークルCCTPは、USDCのブロックチェーン間転送を可能にするクロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)だ。

なお、サークルはインターロップラボの人材と専有IPのみを取得対象としているという。アクセラーネットワーク、アクセラーネットワークのネイティブトークン「AXL」、アクセラー財団(Axelar Foundation)の運営は、アクセラーのコミュニティガバナンスの下で独立して継続されるという。また、アクセラー関連のオープンソースIPも引き続きオープンソースとして維持されるとのこと。

なお今回のサークルによる取引完了後は、アクセラーネットワークに貢献するコモンプレフィックス(Common Prefix)が、インターロップラボが担ってきた活動を引き継ぐとのことだ。 

参考:サークル
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【7/31話題】ケネディクスら4社が不動産STとステーブルコインのクロスチェーンDvP実証、ストラテジーのQ2決算は83億ドルの営業損失など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告

BIS「プロジェクト・アゴラ」、実価値を伴う国際決済テスト結果公表。28機関が約80万スイスフラン相当を取引

国際決済銀行(BIS)と国際金融協会(IIF)が共同で進める官民連携プロジェクト「プロジェクト・アゴラ(Project Agorá)」が、実際の価値を伴うトークン化された決済資産を用いた国際決済テスト「リアル・バリュー・テスティング(Real Value Testing:RVT)」の結果を7月30日に公表した