米リップルの「Ripple Payments」、スイスのアミナバンクが導入

アミナバンクにRipple Payments導入

米リップル(Ripple)社提供の国際決済ソリューション「リップル・ペイメンツ(Ripple Payments)」が、スイスの暗号資産(仮想通貨)銀行アミナバンク(AMINA Bank)に導入された。両社が12月12日に発表した。

リップル・ペイメンツの導入は、ブロックチェーンと従来の銀行決済インフラ間で発生する摩擦を軽減し、より円滑な資金移動を可能にするとのこと。

また、リップル社の英国・欧州担当マネージングディレクターのキャシー・クラドック(Cassie Craddock)氏は、アミナバンクがリップル・ペイメンツを通じて、同社発行の米ドル建てステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」やその他のステーブルコインを決済に利用可能にしていると説明した。さらに、同ソリューションの導入は複数通貨での迅速な支払いも可能にしているという。

なおリップル・ペイメンツは、リップル社が提供するブロックチェーン基盤のエンドツーエンド国際決済ソリューション。同ソリューションの利用企業は暗号資産を直接管理せずに、国境を越えた送金を24時間365日数秒で行える。また発表によると、現在950億ドル(約14.7兆円)超の取引量を処理しており、米国、オーストラリア、ブラジル、ドバイ、メキシコ、シンガポール、スイスで利用可能だ。

なお、7月にアミナバンクは顧客向けにRLUSDのカストディ(保管)と取引サービスの提供を開始し、同行はRLUSDを直接サポートする世界初の銀行となった。

RLUSDは、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の信託会社チャーターを受けた米ドル連動型ステーブルコインだ。RLUSDは企業向け用途に特化しており、特に国際送金の速度向上とコスト削減を目的に設計されている。現在、RLUSDはXRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)とイーサリアム(Ethereum)の両チェーン上でネイティブに発行されている。

参考:リップル社
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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