繊維メーカー北紡がビットコインの運用開始へ、SBIデジタルファイナンスの「HushHubレンディング」活用で

北紡がビットコインの運用開始へ

ビットコイン(BTC)の財務戦略を進める東証スタンダード上場の北紡が、レンディングサービスを活用したビットコインの運用開始予定を11月26日に発表した。

同社によるビットコインの運用は、SBI デジタルファイナンス提供の暗号資産レンディングサービスを活用するとのこと。運用開始日は12月9日を予定しているという。

なおレンディングで運用を予定するビットコインは、北紡が保有する約半数とのこと。年率は市場金利および貸出期間により変動するとのこと。ただし両社のパートナーシップに基づき、法人パートナー金利が適用される予定とのことだ。

北紡の11月5日の発表によると、同社が現在保有するビットコインは9.25BTCとなっている。

北紡(旧商号:北日本紡績)は、石川県白山市に本社を置く繊維メーカーだ。今年5月、同社は暗号資産(仮想通貨)および RWA関連ビジネスへの参入を発表。その後ビットコインの購入の他、香港タッシュ・ビッグデータ・マネジメント・グループ(THASH BIG DATA MANAGEMENT GROUP)と、暗号資産マイニング事業を行う合弁会社のキタボウクリプトソリューション(Kitabo Crypto Solution)の設立決議を7月30日に発表。また8月には、国内暗号資産交換業者であるビットトレードと暗号資産関連ビジネスでMoU締結し、環境分野をテーマとした環境関連の独自トークン発行を検討すると発表していた。

またSBI デジタルファイナンスは、2023年2月にSBIホールディングスの連結子会社となったハッシュハブ(HashHub)から暗号資産レンディングサービス「HashHub Lending」を承継した企業。2024年4月に設立されている。

ちなみにSBI デジタルファイナンスの代表取締役社長は、アジア最大規模のグローバルWeb3カンファレンス「WebX(ウェブエックス)」の前CEOで、暗号資産メディア「CoinPost」の運営会社のCSOである青木誠泰氏が務めている。

参考:北紡
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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