フランクリン・テンプルトンのトークン化基盤「Benji Technology Platform」、BNBチェーンに統合

Benji Technology PlatformがBNB Chainに統合

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、独自のトークン化基盤「ベンジ・テクノロジー・プラットフォーム(Benji Technology Platform)」をBNBチェーン(BNB Chain)に統合した。BNBチェーンのブログで9月24日に発表された。

ベンジ・テクノロジー・プラットフォームは、投資信託、マネーマーケットファンド、株式などがオンチェーン化された投資商品を提供するプラットフォーム。同プラットフォームは現在、BNBチェーンのほか、ステラ(Stellar)、ポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、アプトス(Aptos)、イーサリアム(Ethereum)、ベース(Base)、ソラナ(Solana)にも対応している。

同プラットフォームはBNBチェーンとの統合により、サブセカンド(1秒未満)でのファイナリティ(最終確定時間)と超低コスト取引によってRWA(現実資産)を大規模展開できる環境、規制要件に対応する専用インフラ、主要プロトコルやビルダー、流動性ハブとの即時統合といった要素を活用できるとのこと。

なおBNBチェーンは現在、コミュニティ主導を掲げているが、海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が起点となって開発されたブロックチェーン(旧Binance Smart Chain)だ。そのバイナンスは9月10日、フランクリン・テンプルトンとの戦略的提携を発表した。両社は、トークン化を含む新たなデジタル資産の取り組みやプロダクト開発に共同で着手する計画。新製品に関する詳細は、今年後半に発表される予定だ。

参考:BNBチェーン
画像:iStocks/ne2pi

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。