ポリゴンPoS、ファイナリティ問題解決のためハードフォーク実施

ポリゴンがハードフォーク実施でファイナリティ問題解決

ポリゴン財団(Polygon Foundation)が、ポリゴンPoSチェーンにおけるファイナリティ問題を解決するためのハードフォークが「正常に完了した」と9月11日に発表した。

同ネットワークでは9月10日にバグが検出され、ブロックの「マイルストーン」記録に10〜15分の遅延が発生していた。なおハードフォークはUTCで9月10日15:00に実装された。

ポリゴンラボ(Polygon Labs)によると、今回のハードフォークではブロック生成レイヤーである「ボア(Bor)」のv2.2.11-beta2と、プルーフオブステーク(PoS)ネットワークのコンセンサスおよび検証調整レイヤーである「ヘイムダル(Heimdall)」のv0.3.1がリリースされた。これによりチェックポイントが正常に処理され、コンセンサスファイナリティが完全に復旧したという。

ポリゴンは、ネットワーク自体での決定論的状態の測定値を「マイルストーン」と呼んでいる。イーサリアム(Ethereum)メインネットでのチェックポイントファイナリティは機能していたが、これらのマイルストーンが10〜15分遅延し、バリデーターの同期に影響を与えトランザクション確認を遅らせていた。

ファイナリティとは、バリデーターがネットワークの状態についてコンセンサスに達した後、トランザクションが不可逆とみなされる時点を指す。ファイナリティに達するまでは、ネットワークでリオーグ(再編成)やロールバックなどが生じる可能性があるなどの小さなリスクが存在する。

ポリゴンは今年初めに、安定性とバリデーター調整の改善、2018年〜2019年の古い技術的負債の整理を目的とした「ヘイムダルv2」のアップグレードを発表していた。このアップグレードから数週間後に、ネットワークは1時間のファイナリティ中断を経験している。 

参考:ポリゴンフォーラム
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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