米ライオングループHD、保有するSOLとSUIをHYPEに変換へ

LGHLがSOLとSUIをHYPEに変換へ

ライオングループホールディング(Lion Group Holding:LGHL)が、保有する暗号資産のソラナ(SOL)とスイ(SUI)の全額をハイパーリキッド(HYPE)へ変換する計画を9月8日に発表した。

今回の変換計画でLGHLは、市場のボラティリティを活用し、最適な価格で段階的にHYPEを蓄積していくとのことだ。

なお今回の動きは、暗号資産(仮想通貨)のカストディサービスを展開するビットゴートラストカンパニー(BitGo Trust Company)が、米国で機関投資家向けにHYPEのカストディ(保管)ソリューションを提供開始したためとのことだ。

LGHLは、米証券取引所ナスダック(Nasdaq)上場の金融デリバティブ取引を扱う証券会社。同社は今年6月、HYPEの財務戦略およびオンチェーン事業を立ち上げるとして、米投資会社ATWパートナーズ(ATW Partners)から6億ドル(約872億円)のファシリティ(資金調達枠)を確保したと発表していた。

HYPEは、分散型取引所(DEX)およびその基盤となるレイヤー1ブロックチェーン「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」のネイティブトークンだ。同チェーンは完全オンチェーンの無期限先物とスポット注文帳を含み、毎秒約20万件の注文をサポートする「ハイパーコア(HyperCore)」と、汎用スマートコントラクトプラットフォーム「ハイパーEVM(HyperEVM)」で構成されている。

参考:プレスリリース
画像:iStocks/olegback・Who_I_am

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。