BitcoinOS、ライトコイン(LTC)に初のZKロールアップ展開へ

BitcoinOSがZKロールアップ技術をLitecoinに導入

ビットコイン(Bitcoin)の機能拡張を手がけるBitcoinOS(BOS)が、ライトコイン(Litecoin)に初のゼロ知識(ZK)ロールアップを展開すると5月29日に発表した。なおこの発表は5月29日から30日にかけて開催された「ライトコインサミット2025」で公開された。

なおこれは、BOSのBitSNARK(ビットスナーク)検証機を活用したライトコインのレイヤー2である「LitVM(リットVM)」上に立ち上げることで実装されるという。これによりライトコインとビットコイン間のトラストレスなクロスチェーン機能が利用可能になる。

「LitVM」は、「Lunar Digital Assets(ルナ―デジタルアセット)」が開発するライトコイン向けのEVM互換L2ネットワーク。同ネットワークは、BOSの同技術によりライトコイン上でP2P取引やチェーン抽象化、RWA統合が可能になるという。

また「LitVM」には、BOSのプログラマブルトークンプロトコル「Charms(チャームズ)」も導入される。これによりブリッジを使用せずにビットコインとライトコイン間でアセットをシームレスに移動可能になるという。

さらにライトコインでは、「LitVM」のEVM互換性により分散型金融(DeFi)ツール、LTCのトラストレスブリッジング、プログラマブル実行環境などの高度な機能が利用可能になる。BOSのコア貢献者であるエダン・ヤーゴ(Edan Yago)氏は、「ビットコインゴールドに対するライトコインシルバー」の巨大な可能性を解き放つと述べ、ライトコインの低手数料と信頼性は保持されると語った。

ライトコイン創設者のチャーリー・リー(Charlie Lee)氏は、この実装を支持しており、ZK技術がビットコインとライトコインのUTXOエコシステムを統合する役割を強調した。

LitVMのコア貢献者であるロック・ザカリアス(Roc Zacharias)氏は、ビットコインとイーサリアムのL2は現在170以上存在し、総額120億ドルのTVL(総預かり資産額)を保有していると指摘した。同氏は、ネイティブスマートコントラクトを持たないトップ級暗号資産であるライトコインが同様の採用を達成するために、「LitVM」が重要であると位置づけている。 

参考:BOSブログ
画像:iStock/Abscent84

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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