スイス中銀総裁、個人向けデジタル通貨に反対。金融システムに影響大

スイス中銀総裁が個人向けデジタル通貨に反対

スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は4月8日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)を個人向けに発行する必要はないとの認識を示した。

ジョルダン氏は「消費者や企業は民間セクターが提供する効率的で革新的な決済手段を既に利用できる」と説明した。

「個人向けのCBDCは、現行金融システムや中央銀行と商業銀行の役割を根本的に変える可能性があり、金融システムにとって大きな影響を及ぼす」と指摘し、利益よりもリスクの方が大きいとの見方を示した。

一方、中銀は昨年CBDCを決算手段として使う金融機関向けの試験プロジェクトは開始しており、UBSやチューリッヒ州立銀行などが参加している。

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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
スイス中銀総裁、個人向けデジタル通貨に反対 金融システムに影響大
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