ギャラクシーデジタル、1億ドル規模の暗号資産ファンド立ち上げか=報道

ギャラクシーデジタルが暗号資産ファンド立ち上げか

暗号資産(仮想通貨)運用企業ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)が、アーリーステージ(初期段階)の暗号資産関連企業に投資する1億ドル規模のファンドを組成しているようだ。米コインデスクが4月4日報じた。同メディアに共有された投資家向けのメールを情報源にした報道だ。

ギャラクシーデジタルによる同ファンドの名称は「Galaxy Ventures Fund I, LP」。今後3年間で最大30社のスタートアップへの投資を目指しているという。

なお同ファンドは金融アプリやソフトウェアインフラ、暗号資産で構築されたプロトコルが投資対象になるとのこと。チケットサイズは100万ドルだという。

なおこれまでギャラクシーデジタルのベンチャーチームは自己資金を暗号資産関連企業に投資してきたが、現在は外部投資家の資金も受け入れ投資を行っていく計画をしているとのことだ。

ギャラクシーデジタルは先日3月29日、大手VCアンドリーセンホロウィッツ(a16z)の共同創業者マーク・アンドリーセン(Marc Andreessen)氏らと共に暗号資産(仮想通貨)系VCの1kx(ワンケーエックス)による最新のファンドに投資家として参加したことが報じられていた。

また昨日4月3日には、米暗号資産特化のVCであるパラダイム(Paradigm)が、新ファンド組成のための資金調達に向けて投資家と交渉中であることがブルームバーグによって報じられている。

報道によるとパラダイムが交渉している調達額は7.5億ドルから8.5億ドルになるとのこと。この額は日本円にすると約1,138億円から約1,289億円となる。

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参考:コインデスク
images:iStocks/AntonioSolano

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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