クリプタクトのpafin、DG Daiwa、Sony Innovation、MZ Web3 fundから資金調達

pafinがDG Daiwa、Sony Innovation、MZ Web3 fundから資金調達

暗号資産(仮想通貨)の自動損益計算サービス「クリプタクト」やDeFi(分散型金融)取引を可視化するweb3家計簿「defitact(ディファイタクト)」運営のパフィン(pafin)が、DG Daiwa Ventures(DGダイワベンチャーズ)、Sony Innovation Fund(ソニーイノベーションファンド)、MZ Web3 fund(MZ Web3ファンド)を引受先とする第三者割当増資の実施を9月12日発表した。

なお今回の資金調達はパフィンのシリーズBのものとなる。調達額は公開されていない。「あたらしい経済」編集部が調達額についてパフィンへ取材したところ、8月の大和証券グループ本社からの資金調達(後述)も含め、調達額は約5億円になるとのことだった。

発表によると今回の資金調達により、同社主力事業の「クリプタクト」の拡大のため、マーケティングおよび採用を強化するとのこと。また「クリプタクト」と「defitact」の連携を推進し、Web3のインフラとなるプラットフォームとしてサービス提供範囲を拡大するとのことだ。

なおパフィンは先月8月に大和証券グループ本社とweb3関連ビジネスにおける事業推進に向けた業務提携を検討開始。そして業務提携に先行し、大和証券グループ本社はパフィンが実施した第三者割当増資の引き受けも実施することも発表している。

両者による業務提携の検討開始は、大和証券グループ本社の金融ノウハウとパフィンのweb3に関わる技術力を融合し、それぞれが展開する事業における協業やweb3領域での事業の共同開発等の連携を進めるべく合意されたとのことだ。

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参考:pafin
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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