DeFiレンディング「Aave(AAVE)」、コインベースのイーサL2「Base」上に展開

Aave v3がBase上に展開

DeFi(分散型金融)レンディングプラットフォームAave(アーベ)のプロトコル「Aave v3(アーベv3)」が、レイヤー2ブロックチェーン「Base(ベース)」上で利用可能になった。Aaveの公式X(旧ツイッター)より8月22日発表されている。

今回の「Aave v3」の「Base」展開は、8月17~19日に実施されたガバナンス投票によって最終決定した。なお投票結果は、賛成525,956票に対し反対が0票で、100%の票が賛成に投じられた。

「Aave v3」では現在「Base」の他、イーサリアム(Ethereum)、アバランチ(Avalanche)、オプティミズム(Optimism)、ポリゴン(Polygon)、ファントム(Fantom)、ハーモニー(Harmony)、アービトラム(Arbitrum)、メティス(Metis)にて展開されている。

Baseとは

「Base」は、米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、独自開発したイーサリアムのL2のブロックチェーンだ。8月9日にメインネットが正式ローンチしている。

「Base」はL2としてイーサリアムのセキュリティを活用しつつ、ネットワークの混雑解消を図るスケーリング技術のひとつである「Optimism(オプティミズム)」を採用している。

なお同チェーンはイーサL2のオプティミズムネットワークに続き、オープンソース「OPスタック(OP Stack)」によってデプロイされた2例目のL2とのこと。

「OPスタック」は、「OPメインネット」の開発元であるOPラボ(OP Labs)が提供するソフトウェアである。開発者はこのソフトウェアを用いることで、「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用した独自のレイヤー2ブロックチェーンを立ち上げられる。

「オプティミスティックロールアップ」では、正当性の検証方法をレイヤー1(イーサリアム)に提出されるデータはすべて正当なものであるという「楽観的(オプティミスティック)」な前提に基づいて検証を行う手法にて、スケーラビリティを確保している。

なお「ロールアップ」とは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリング技術のことだ。

先日8月8日には大手DEX(分散型取引所)のUniswap(ユニスワップ)が「Base」上に展開している。

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参考:フォーラム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・wacomka・artacet

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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