SBI VCトレード、レバレッジ取引にダイ(DAI)追加

SBI VCトレードのレバレッジ取引にDAIが追加

国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレード提供のレバレッジ取引に、暗号資産ダイ(DAI)が追加されたことが8月2日発表された。

「ダイ(DAI)」はメーカーダオ(Maker DAO)が発行するイーサリアムベースのステーブルコイン。暗号資産を担保として米ドルにソフトペッグされている。

同サービスにおけるダイの取り扱い単位は1DAIで、呼値単位は0.001DAIとなっている。また最小発注数量は10DAIで最大発注数量は200,000DAI。建玉保有上限は2,000,000DAIとのことだ。なおレバレッジ倍率上限は個人・法人共に2倍。ただし法人のレバレッジ倍率の上限は銘柄によって異なっている。

ダイ追加により同取引所が提供するレバレッジ取引の取り扱い暗号資産は、合計で8銘柄になったとのこと。ダイの他、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、チェーンリンク(LINK)、ポルカドット(DOT)が取り扱われている。今後も順次取り扱い銘柄は拡大させる予定とのことだ。

なおSBI VCトレード提供のレバレッジ取引サービスでは、取引に必要な証拠金として日本円だけでなく暗号資産現物も利用することが可能だ。レバレッジ取引を提供していない銘柄も含め、当社で保有しているすべての暗号資産を証拠金として利用できるという。

ただし暗号資産を担保として利用する場合は、暗号資産の時価に掛け目50%を乗じた評価額が証拠金になるとのこと。

また同サービスにおいては、一部の銘柄でレバレッジ手数料にマイナス手数料を導入しているとのこと。レバレッジ手数料率がプラスの場合、手数料はユーザーが支払うが、マイナスの場合はユーザーが手数料相当分を収益として受け取りが可能となっているとのことだ。

関連ニュース

参考:SBI VCトレード
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/17話題】スラッシュがSlash Vプリカ SHOP開始、SECのSAB121覆す決議案が可決など

スラッシュが「Slash Vプリカ SHOP」開始、暗号資産でVプリカ購入可能に、米上院、SECの暗号資産会計ルール「SAB121」を覆す決議案を可決、インド証券取引委員会、暗号資産取引の監督に前向き、準備銀行とは対照的に、仏証券監督当局、投資家にBybitの無登録営業を警告、KuCoin、ナイジェリアの規制準拠に向け一部サービスを停止、米CME、ビットコイン現物取引の提供検討か=報道、リップル、「XRP Ledger」をコスモスのインターチェーンに接続、マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと、DTCC、大手銀行らとファンドのトークン化推進する「Smart NAV」の実証実験完了。チェーンリンク活用で