韓国SKテレコムのSK Planet、アバランチでweb3ポータル「UPTN」立ち上げへ

SKプラネット、アバランチのサブネット「UPTN」立ち上げへ

韓国の大手通信企業SKテレコムの子会社SKプラネット(SK Planet)が、レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(Avaranche/AVAX)」で、サブネット「UPTN(アップ・トゥン)」を立ち上げるようだ。アバランチが4月5日発表した。

「UPTN」サブネットは同社がユーザ向けに提供するweb3ポータルであり、デジタルコレクティブル・Web3ウォレット・分散型コミュニティ等の基盤として機能する予定だ。

なお「UPTN」は、SKプラネットが提供する韓国最大のEコマースロイヤリティ・プログラム「OKキャッシュバック(OKcashbag/OCB)」等のサービスやアプリに統合されるとのこと。

また発表によると、OCBの加入者数は韓国の人口の約半数を占めるという。アバランチがサポートに入ることで、OCBのコミュニティはNFTやコミュニティ機能、会員特典の利用が可能になるという。なおアバラボの調査によると、韓国におけるアバランチのブランド認知度は、2022年第4四半期に前四半期比139%に上昇しているとのことだ。

アバランチを開発するアバラボ(Ava Labs)のCEOエミン・ギュン・シラー(Emin Gün Sirer)氏は「私たちは韓国のバイヤー及び販売業者がアバランチエコシステムのメリットを享受できるよう全力でサポートする」と述べ、「アバラボ、アバランチ財団、SKプラネットの連携は、Web3体験に対する韓国の膨大な欲求に応えるだけでなく、21世紀の電子商取引に可能性を広げる素晴らしい機会だと考えている」とコメントしている。

SKプラネットのCEOイ・ハンサン(Lee Han-Sang)氏は「SKプラネットは、新たな事業や分野に進出し、アバランチブロックチェーンを活用した革新的な情報通信技術を提供するグローバル企業として生まれ変わる予定だ」とコメントしている。

アバランチ(AVAX)について

アバランチは2020年にアバラボによって開発されローンチしたブロックチェーン。独自のコンセンサスアルゴリズムを採用し、高速で低コストなトランザクション処理を特徴とし、dApp(分散型アプリケーション)が構築できるプラットフォームだ。

なおアバランチはネイティブトークンとして「AVAX」を発行している。現在「AVAX」は世界の主要取引所及び、国内ではオーケーコインジャパン、DMM Bitcoin、SBI VCトレード、ビットバンク、コイントレードで取り扱われている。

関連ニュース

参考:アバランチ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Elen11

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。 同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ