米SEC、クラーケンを無登録証券販売で調査か=報道

SEC、クラーケンを調査か

暗号資産(仮想通貨)取引所のクラーケン(Kraken)が、未登録の証券を販売したとして米証券取引委員会(SEC)の調査を受けているとブルームバーグが報じた。報道によれば、SECによる調査は進んでおり、数日のうちに和解する可能性もあるとのこと報じされている。

この件に関してクラーケンはコメントを拒否した。またSECもロイターのコメント依頼にすぐに応じなかった。

SEC議長のゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)氏は以前より、暗号資産取引を支援する企業は、他の市場仲介者と同様にSECへ登録するべきだと主張してきた。

昨年9月にクラーケンのCEOデイブ・リプリー(Dave Ripley)氏はロイターに対し、市場仲介者としてSECへ登録する計画も、規制当局が証券と見なした暗号資産を上場廃止する計画もないと伝えていた。

クラーケンは昨年11月、米財務省の外国資産管理局(OFAC)に対し、イラン経済制裁規則に違反した件の罰金として36万2000ドル(約4756万円)を支払っている。また、クラーケンはOFACとの和解の一環として、制裁遵守管理に10万ドル(約1314万円)を追加投資することにも合意していた。

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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Crypto exchange Kraken under scrutiny for sale of unregistered securities- Bloomberg
Reporting by Hannah Lang in Washington; Editing by Andrea Ricci
翻訳:髙橋知里(あたらしい経済)
images:Reuters


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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。 同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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