日本人起業家開発の「Intmax」、スイスのブロックチェーンプロジェクトのトップ50に選出

Intmax、スイスのBCプロジェクトのトップ50に選出

リョダンシステムズ(Ryodan Systems)開発のzkRollupプロジェクト「イントマックス(Intmax)」が、スイスのCrypto Valleyにある企業1135社から「CV VC Top 50 Report」でトップ50に選出されたことを1月17日に発表した。

「CV VC Top 50 Report」とは、スイスに拠点を置くベンチャーキャピタル CV VCがBank Frickと共同で、Crypto Valleyで最もパフォーマンスの高いブロックチェーンプロジェクトTOP50を市場評価額、資金調達額、従業員数に基づいて分析した定期レポートだ。なおIntmaxが掲載されたのは、同レポートの2022年度、第8版だ。

Intmaxはスケーラビリティとプライバシーの両立を実現するイーサリアムレイヤー2の開発を進めている。Intmaxの今後のロードマップとしては、2023年Q2にイーサリアムメインネット上で試験運用開始し、2023年Q4にIntmaxのメインネットローンチを予定、そのタイミングで自由なバリデーター/マイナーの参加も可能になるとのこと。

Ryodan Systems代表取締役の日置玲於奈氏は「世界中から暗号プロジェクトが集まるスイスで、Ethereum FoundationやDFinity Foundationといった巨大プロジェクトを支持する財団と並び、1135社の企業の中からTOP50にIntmaxがランクインしたことは、Intmaxのコミュニティの大きな成果だと考えております。国内外のIntmaxコミュニティが、Ethereumの暗号技術をベースとした新しい社会インフラの構築と利用に並はずれた情熱を持って参加していることが、今回のCV VCとBank Frickの共同調査での高評価に繋がっています。数年後に、Intmax testnetへ最初に参加したり、このランキングを見た2023年の年始頃が、コミュニティによる不可逆で大きな変化の前兆だったことが思い返されると確信しています」とコメントしている。

なおこのレポートではIntmaxの他に、DFINITY、AAVE、Concordium、Gnosis Safe、Curve、Cosmos、Ethereum、NEAR、Sygnum、Web3 Foundation等が選出されている。

参考:Intmax

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ