WWEやMLBのNFT事業を展開するキャンディデジタル、ギャラクシーやコンセンシスらから資金調達

キャンディデジタルがギャラクシーやコンセンシスらから資金調達

米国でNFT関連の事業を展開するキャンディデジタル(Candy Digital)が、シリーズA1ラウンドの資金調達実施を1月5日発表した。なお調達額については非公表となっている。

このラウンドは、デジタル資産投資会社のギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)と米コンセンシスメッシュ(ConsenSys Mesh)が主導したとのこと。なおコンセンシスメッシュはイーサリアム(Ethereum)関連技術開発企業の米コンセンシス(ConsenSys)のweb3プロジェクトのインキュベーション・投資・アクセラレーションを行う関連企業だ。

またその他投資家として、コンセンシスと、デジタル資産投資会社テンティーホールディングス(10T Holdings)が今回参加したとのこと。

キャンディデジタルは今回調達した資金を同社提供のNFTプラットフォームの成長加速に利用するとしている。

キャンディデジタルは2021年10月にシリーズAの資金調達ラウンドにて1億ドル(約114億円)を調達していた。この調達はソフトバンク・ビジョンファンド2(Softbank Vision Fund 2)およびインサイトパートナーズ(Insight Partners)が主導。キャンディデジタルの評価額は15億ドル(約1,712億円)となっていた。

キャンディデジタルは2021年はじめに設立されたNFT関連事業を展開する企業。スポーツ用品企業ファナティクス(Fanatics)のCEOであるマイケル・ルービン(Michael Rubin)氏、ギャラクシーデジタルのCEOであるマイク・ノヴォグラッツ(Mike Novogratz)氏、シリアルアントレプレナーであるギャリー・ベイナーチャク(Gary Vaynerchuk)氏の3人が創業者となっている。

今までにキャンディデジタルは、米プロレス団体及び興行会社であるWWEや米MLB(メジャーリーグベースボール)と提携し、関連したNFTのコレクションなどを自社プラットフォームにて販売した実績をもっている。

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参考:キャンディデジタル
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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