トイザらス、マスコット「キリンのジェフリー」NFT、ソラナ(SOL)発行で一般販売へ

トイザらスがNFTを一般販売へ

世界的なおもちゃブランド「トイザらス(Toys”R”Us)」が発行したNFTの一般販売が12月9日に開始される。同ブランド親会社のWHPグローバル(WHP Global)が6日発表した。

今回一般販売されるNFTは「トイザらス」マスコットキャラクターである「キリンのジェフリー(Geoffrey the Giraffe)」をモチーフにしたもので、NFCやVRとNFTを掛け合わせてweb3体験を提供するエニバディズ(Anybodies)との提携によりミント(発行/鋳造)されたとのこと。なおNFTはソラナブロックチェーン上にミントされるようだ。

このNFTは、NFTマーケットプレイスのマジックエデン(Magic Eden)を通じて専用サイトから一般販売されるとのこと。このサイトでは、すでに10,000点ミントされたNFTのうち1,500点が先行して販売され、完売している。今回の一般販売では、残りの8,500点が1点100ドルで販売される予定だ。

なお「キリンのジェフリー」NFTの購入者は同NFTを利用したステーキングに参加できるようで、NFTをステーク(賭ける/預ける)ことで「ジーコイン(GCoins)」と呼ばれるトークンが獲得できるという。

この「ジーコイン」はおもちゃの先行体験やショッピングイベントへの参加、新店舗へのVIP入場などの権利と引き換えできる他、「トイザらス」のショッピングサイトで使える割引券などのロイヤリティ報酬の付与も今後追加予定であると発表されている。

WHPグローバルのトイザらス部門EVPであるジェイミー・ウイッデンホーエン(Jamie Uitdenhowen)氏はリリースにて「おもちゃ屋さんの中心には遊びがあります。私たちの目標は、すべての玩具がそうであるように、ワクワクし、教育的で、楽しく、没入型のデジタルおよび物理的な消費者体験を創造することです。私たちは、より統合されたweb3体験を立ち上げ、次世代のトイザラスの子供たちのために、おもちゃ所有の新しい形を創造することを楽しみにしています」と語っている。

なお「トイザらス」は今年10月にNFTプロジェクト「ヴィーフレンズ(VeeFriends)」とコラボレーションし、デジタルでない実物のおもちゃを発売していた。

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参考:トイザらス
images:iStocks/ablokhin

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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