Cordaで発行「プレミアム付電子商品券」、大阪府松原市や茨城県鹿嶋市など9地域に導入

プレミアム付電子商品券を新たに9地域で発行へ

まちのわ社が提供する「プレミアム付電子商品券」の発行を支援する情報プラットフォームが、新たに9地域に提供されたことが9月28日発表された。大阪府松原市、茨城県鹿嶋市、山形県鶴岡市、福岡県福津市・筑前町・筑後町・志免町、大分県竹田市、熊本県玉名市で導入されたとのこと。

まちのわ社はSBIホールディングス、九州電力及び筑邦銀行の3社による合弁会社。まちのわ社が提供する情報プラットフォームの基盤には、米R3社開発のエンタープライズ向けブロックチェーン「Corda(コルダ)」が採用されている。「Corda」は、SBIの子会社SBI R3 Japanが国内の販売およびサポートを行っているブロックチェーンだ。

まちのわ社は、プレミアム付電子商品券をブロックチェーンを活用して電子的に発行することで利用者が申込から購入、決済までの一連の手続きなどをスマートフォンのアプリ上で行うことが可能になると説明している。また精算に必要な手続きの効率化やポストコロナ社会に適応した形で地域経済の活性化および利用者の利便性向上を実現できるとしている。

なお、まちのわ社提供の情報プラットフォームは、九州地区や島根県、山形県などの自治会で導入されており、今回の9地域への導入で41地域目になったという。なお大阪府松原市は関西初、茨城県鹿嶋市は関東初の導入事例になったとのことだ。

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参考:SBI
デザイン:一本寿和
images:iStocks/yugoro

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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