コインベース、オランダで暗号資産ライセンス取得

米コインベースがオランダで暗号資産ライセンス取得

米ナスダック上場の大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、オランダ中央銀行(DNB)に暗号資産サービスプロバイダーとして登録が完了したことを9月22日発表した。

発表によるとコインベースはこの登録により、リテール(小売)・機関投資家向けを含めたコインベース提供の全商品がオランダで提供可能になったとのこと。

またグローバルに展開する暗号資産取引所がDNBより登録承認されたのは、初の事例とのことだ。

コインベースは現在、欧州約40カ国で暗号資産関連のサービスを提供している。同社は「欧州全体でプレゼンスを強化する過程にある」と述べており、主要な市場において現地の規制に準拠し、ライセンス申請が進行中であるとしている。

なお直近でのコインベースによる欧州地域の規制当局からの承認事例として、7月にイタリアの暗号資産事業に関する法律「Organismo Agenti e Mediatori(OAM)」のもと、暗号資産サービスプロバイダーとしての登録が完了したことを報告している。

これによりコインベースはイタリア居住者に対し、暗号資産に関する取引やカストディ(保管)サービスの提供が可能になっている。

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参考:コインベース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Abscent84・rarrarorro

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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