スイスSEBA銀行、機関投資家向けにイーサ(ETH)ステーキングサービス提供開始

スイスSEBAが機関投資家向けにイーサステーキングサービスを提供開始

スイスのデジタル資産銀行SEBAが、機関投資家向けのイーサリアム(ETH)ステーキングサービス提供開始を9月7日発表した。

なおSEBA銀行では、機関投資家向けにポルカドット(DOT)とテゾス(XTZ)のステーキングサービスをすでに提供しており、今回のイーサ取り扱いで3銘柄目のステーキングサービスが提供されることになった。

発表によるとSEBA銀行の提供するステーキングサービスでは、機関投資家向けレベルのカストディ(保管)ソリューションが利用される他、資産に保険がかけられるなど要件の厳しい環境下で資産が保護されるとのことだ。

なお今回のSEBA銀行によるイーサステーキング取り扱いは、9月15日に予定されているイーサリアム(Ethereum)メインネットの大型アップグレード「マージ(The Merge)」実行に先駆け提供されることになった。「マージ」は、イーサリアムにおけるコンセンサスアルゴリズムをPoW(Proof of Work)からPoS(Proof of Stake)へ変更する為に、イーサリアム1.0のチェーン(エグゼキューションチェーン)をイーサリアム2.0のチェーン(ビーコンチェーン)に移行する計画となっている。

SEBA銀行のテクノロジー&クライアント・ソリューション部長であるマティアス・シュッツ(Mathias Schütz)氏は「イーサリアムのマージは、世界第2位の暗号資産にとって、セキュリティ、拡張性、持続性の分野でユーザーに改善をもたらす、待望の重要なマイルストーンとなります」とコメントしています。

ステーキングとは

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のこと。暗号資産取引所が一般ユーザー向けに提供するステーキングサービスでは、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式をとる。そのためステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たないユーザーでも、少額でステーキング報酬が得られる仕組みになっている。

なおステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。

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参考:SEBA銀行
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Oleksandr-Shatyrov

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。