ブラウザ「オペラ(Opera)」、バイナンスの「BNB Chain」対応開始

ブラウザ「オペラ(Opera)」が「BNB Chain」に対応開始

「Opera Crypto Browser(オペラクリプトブラウザ)」に、大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binance(バイナンス)の独自ブロックチェーン「BNB Chain」が対応したことが5月5日分かった。

この対応によりユーザーは「BNB Chain」のネイティブトークンBNB(ビルドアンドビルド:旧バイナンスコイン)を、法定通貨で購入したり「Opera Crypto Browser」内蔵の暗号資産ウォレットで送受信できるとのことだ。また「BNB Chain」上の分散型アプリケーション(dApps)にもアクセスできるという。

「Opera Crypto Browser」は現在、イーサリアム(Ethereum)やポリゴン(Polygon)などを既にサポートしており、「BNB Chain」とそのdAppsは、Windows、Mac、Androidで利用可能とのことだ。なおiOS版でも間も無く利用可能になるとのこと。

また「BNB Chain」上の取引や資金へのアクセスに加え、オペラはパンケーキスワップ(PancakeSwap)、1インチ(1inch)などの分散型取引所(DEX)やドリップ(DRIP)、ビーナス(Venus)、エイプスワップ(ApeSwap)などの分散型金融(DeFi)などのdAppsにもユーザーはシームレスにアクセスできるという。

発表によると「BNB Chain」は現在、400万人以上の週間ユニークアクティブユーザー、平均3600万件の週間トランザクション、DeFiエコシステム内の総額130億ドル(約1兆7千億円)以上のバリューロック(TVL)を誇っている。またコンセンサスアルゴリズムは、PoSA(Proof of Staked Authority)を採用しており、エネルギー効率の向上と超低コストで瞬時のトランザクションを可能にしている。

今年1月にweb3ネイティブなブラウザとしてパブリックベータ版でローンチされた「Opera Crypto Browser」は、これまでWindows、Mac、Androidで利用可能だった。そしてiOS版アプリが4月に公開された。「Opera Crypto Browser」は、クリプト関連の最新ニュースや、オープンシー(OpenSea)で販売されているNFT、暗号資産(仮想通貨)の価格及びガス代などを掲載した機能「Crypto Corner」が特徴となっている。

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参考:リリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・artacet・dalebo

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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