FTX、テラのDeFi「Anchor Protocol(ANC)」とCurveの「Convex Finance(CVX)」上場へ

FTXにANC、CVX上場へ

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所FTXで、暗号資産アンカープロトコル:Anchor Protocol(ANC:アンク)と、コンベックスファイナンス:Convex Finance(CVX)の2名柄が上場することが3月15日分かった。またDEX(分散型取引所)パーペチュアルプロトコル(Perpetual Protocol)を動かすためのトークン「PERP」との先物ペア取引も開始される予定だ。

FTXでは10日にインディジージー:IndiGG(INDI:インディ)が上場しており、今回のANCとCVXは3月で5・6銘柄目の取り扱いとなる。

発表によると、ANCとCVXは3月16日14時(UTC:世界協定時)より取引が開始される予定で、取引ペアは ANC/USD、CVX/USDとなっている。

アンカープロトコルは、テラ(Terra)ブロックチェーン上で稼働するDeFiレンディングプロトコルだ。ANCはプロトコルのネイティブユーティリティおよびガバナンストークンとなっている。またユーザーはANCにより、暗号資産の貸付、借入、利息の獲得ができる。

ANCは現在、暗号資産取引所であるバイナンス(Binance)やクーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、フォビグローバル(Huobi Global)、オーケーエックス(OKX)、エムイーエックスシー(MEXC)などで取引が行われている。なお時価総額は約1,038億円となっている(3/16 コインマーケットキャップ調べ)。

コンベックスファイナンスは、イーサリアムのDEXであるカーブファイナンス(Curve Finance)の流動性プロパイダーが取引手数料の一部を得られるためのプロトコルだ。CVXはコンベックスファイナンス上のステーキングや成功報酬の請求、ガバナンス投票のためのネイティブトークンとなっている。

なおCVXは、バイナンス(Binance)やクーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、フォビグローバル(Huobi Global)、オーケーエックス(OKX)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV3(Uniswap V3)やスシスワップ(Sushiswap)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。時価総額は約1,111億円となっている(3/16 コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

FTX、世界最大級EDMフェス「トゥモローランド」と提携

米決済ストライプがFTXらと提携、暗号資産ビジネスツールキット発表

FTX、機関投資家向けサービス提供に向け「FTX Access」設立

FTX、YGGのインドDAOトークン「IndiGG(INDI)」上場へ

FTX、FLOWのラップドトークン「Wrapped Flow(WFLOW)」上場へ

参考:FTX1FTX2
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ