ウィキペディアの初期公開時をNFT化、約8,500万円で落札

ウィキペディアのNFTが約8,500万円で落札

ウィキペディア(Wikipedia)の共同設立者であるジミー・ウェールズ(Jimmy Wales)氏制作のNFT作品が、大手アートオークションハウスのクリスティーズ(Christies)にて75万ドル(約8,500万円)で12月16日落札された。

今回約8,500万円で落札されたNFT「Jimmy WALES (b. 1966)」は、ウェールズ氏がウィキペディアを最初に公開した際の初期の状態をNFT化したもので、最終更新日が2001年1月15日午後6時29分となっており、「Hello world.」と投稿されている。

クリスティーズによると、落札したNFTの保有者はこの画面を自由に編集することもできる。なお5分に1回の頻度で画面がリセットされるとのことだ。

また「Jimmy WALES (b. 1966)」の他にも、ウェールズ氏がウィキペディア設立当時に使用していたストロベリーカラーの実物のiMacが出品されていた。このiMacは18万ドル(約2,100万円)で落札されている。

なお売上の一部は、ウェールズ氏が行っている新しいソーシャルメディア・プロジェクト「WT.Social」の設立に使用され、また様々なチャリティーに寄付される予定とのことだ。

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参考:The Birth of Wikipedia
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・wacomka・artacet

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部 中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。 文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。