BraveとGeminiのユーザーウォレットが連携可能に

BraveとGeminiのユーザーウォレットが連携可能に

次世代分散型ブラウザであるブレイブ(Brave)に米暗号資産(仮想通貨)取引所ジェミナイ(Gemini)のユーザーウォレットが連携可能になったことが8月31日発表された。

Braveは個人データを収集するような広告をブロックする機能「BRAVE SHIELDS」をもつブラウザで、広告をブロックすることでブラウザが軽くなるという利点がある。さらにユーザーはBrave上で特定の広告を閲覧することで暗号資産BAT(Basic Attention Token/ベーシックアテンショントークン)をBraveリワード(Brave Rewards)として獲得することもできる。

またBraveユーザーはBATを使ってコンテンツクリエイターやウェブサイトに対して支援を行うことが可能となっている。

今回のウォレット統合により、獲得したBraveリワードのBATが直接ジェミナイのアカウントウォレットに入金されるようになる。またジェミナイが提供する「Gemini Pay」の加盟店でBATの利用が可能となるようだ。さらに米国とシンガポール居住者のユーザーにおいては、BATをジェミナイの貸し暗号資産サービス「Gemini Earn」に移動させることで、保有額に対して最大3.49%のAPY(年利)が獲得できるようになるとのこと。

なお今回の連携はBraveのデスクトップ版の最新版にて既に提供されているとのこと。Androidアプリ版でのサポートも近日中に予定されているとのことだ。

Braveとジェミナイは昨年7月に提携を行っており、Braveブラウザ上にウィジットの形でジェミナイのアカウントが連携し、暗号資産の取引が出来るようになっていた。

なお日本国内においてBraveは暗号資産取引所のビットフライヤー(bitFlyer)と提携しており、Brave上でビットフライヤーのウォレットが連携できるようになっている。

bitFlyerアカウントをデスクトップ版のBraveブラウザ上でBraveリワードに連携することでBraveブラウザ上で配信される広告を閲覧すると、翌月5日に報酬としてBATをbitFlyerアカウントで受け取れる。またBraveブラウザを利用することで受け取ったBATは、ビットフライヤーで売却し日本円に換金することも可能である。

関連ニュース

Brave(ブレイブ)にGemini(ジェミナイ)の暗号資産(仮想通貨)取引機能が追加

ビットフライヤーとBrave(ブレイブ)、日本でBATを使える暗号資産ウォレットの提供開始

参考:ジェミナイBrave
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja Studio・Molnia

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ