米インタラクティブ・ブローカーズ、zerohashを通じETHステーキング提供開始

対象顧客は保有ETHで報酬獲得、報酬もステーキング残高に加算

米オンライン証券会社インタラクティブ・ブローカーズ(Interactive Brokers:IBKR)が、暗号資産(仮想通貨)「イーサリアム(Ethereum:ETH)」のステーキングサービスを開始したと10月13日に発表した。ステーキングサービスは、暗号資産インフラ企業ゼロハッシュ(zerohash)が提供する。

インタラクティブ・ブローカーズ・グループ(Interactive Brokers Group)は、米ナスダック市場に上場するオンライン証券グループだ。同社グループは、個人投資家やヘッジファンド、投資顧問などを対象に、株式や債券、オプション、先物、外国為替などの取引サービスを提供している。顧客は、単一のプラットフォームを通じて世界170超の市場にアクセスできる。

サービス開始時点では、インタラクティブ・ブローカーズ(Interactive Brokers LLC)の対象顧客がETHをステーキングできる。顧客は、同社の管理画面「クライアントポータル(Client Portal)」内のダッシュボードで、ステーキングや解除の申請、処理状況の確認を行える。

獲得した報酬は、追加のステーキング済みETHとして残高に加算される。顧客は、報酬を含むETHのステーキングを継続することで、複利効果を得られるという。

イーサリアムのステーキングは、ETHを預けて取引の検証などネットワークの運営に参加し、報酬を得る仕組みだ。

なおゼロハッシュは今年6月25日、銀行や証券会社、フィンテック企業向けの「ステーキング・アズ・ア・サービス(Staking-as-a-Service)」の提供開始を発表していた。同社は初期導入パートナーとして、インタラクティブ・ブローカーズ、パブリック(Public)、ビットマート(BitMart)を挙げていた。

同基盤を導入する企業は、自社のアプリ内でステーキングサービスを提供できる。ゼロハッシュは、ブロックチェーンのインフラやバリデーター(取引の検証を担う参加者)の運用、報酬の会計処理、規制対応などを担う。

インタラクティブ・ブローカーズは、ETHを含む20種類の暗号資産の取引や、ステーブルコインを使った口座入金、外部ウォレットとの暗号資産送受金にも対応している。各サービスの提供状況は、同社の関連法人や顧客の居住国によって異なるとのこと。

参考:IBKR・zerohash
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。