SC VenturesとQRTも参加、3月のICE出資に続く資金調達
海外暗号資産(仮想通貨)取引所OKXが、サークル(Circle)、リップル(Ripple)、キューブ・リサーチ・アンド・テクノロジーズ(Qube Research & Technologies:QRT)、スタンダードチャータード(Standard Chartered)傘下のSCベンチャーズ(SC Ventures)から戦略的出資を受けたと10月6日に発表した。
今回の資金調達で、OKXの出資前評価額は250億ドル(約3兆9,550億円)とされた。調達額や各社の出資比率は公表されていない。出資前評価額とは、新たに調達する資金を加える前の企業価値を指す。
OKXの創業者兼CEOであるスター・シュー(Star Xu)氏は、今回調達した資金を事業拡大や現実資産(RWA)のトークン化に活用する方針を示している。
今回の出資は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社である米インターコンチネンタル・エクスチェンジ(Intercontinental Exchange:ICE)が主導した資金調達ラウンドの延長にあたる。
ICEは3月5日にOKXへの出資を発表している。ICEの米証券取引委員会(SEC)提出書類によると、同社の出資額は2億ドル(約316.4億円)だった。前述した通り、今回の評価額は、その際に公表された評価額と同額となる。
サークルは米ドル建てステーブルコイン「USDC」の発行企業だ。リップルは決済やステーブルコイン関連の基盤を提供しており、同社の米ドル建てステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」はOKXの統合注文板で利用できる。
QRTはOKXの主要な機関取引先として流動性を提供している。また、スタンダードチャータードは、OKXとブラックロック(BlackRock)が連携して構築した担保の枠組みで、トークン化米国債ファンド「BUIDL」のトークン保管を担っている。
なおICEとOKXは6月22日、両社が50%ずつ出資する合弁会社の設立を発表している。同合弁会社は規制当局の承認を前提に、OKXの米国内外の利用者へ、ICEの先物市場やNYSE上場株式のトークン化市場へのアクセス提供を目指すとのこと。
そして両社が設立した合弁会社「OKXICE」は、10月4日付の公開通知書で、トークン化米国株63銘柄を対象とする取引基盤「OKXICE TSV」の計画を示した。取引には、OKXのネットワーク「エックスレイヤー(XLayer)」上の分散型取引所(DEX)プロトコル「ユニスワップv4(Uniswap v4)」の流動性プールを利用する。24時間・週7日の取引に対応する方針で、具体的な取引開始日は通知書で示されていない。
We’re announcing a strategic investment from @Circle, QRT, @Ripple and SC Ventures by @StanChart at a $25 Billion pre-money valuation. This is how we’re aligning critical builders behind our vision for the next generation of onchain markets.
— OKX (@okx) October 6, 2026
参考:OKX
画像:PIXTA