ブロックチェーン分析企業TRMラボが追加資金調達、評価額20億ドルに倍増

犯罪捜査を支援するAI基盤の開発を推進

ブロックチェーン分析企業のTRMラボ(TRM Labs)が、シリーズCの追加ラウンドで資金調達を実施したと9月9日に発表した。今回の調達における同社の評価額は20億ドル(約3,067億円)となった。

今回のラウンドは、投資会社ブロックチェーン・キャピタル(Blockchain Capital)が主導した。TRMラボの評価額は、今年2月のシリーズC時点の10億ドル(約1,533億円)から2倍に上昇した。なお、今回の追加調達額は公表されていない。

TRMラボは、法執行機関や金融機関、暗号資産(仮想通貨)事業者などに対し、ブロックチェーン上の資金の流れを追跡・分析するソリューションを提供する企業だ。同社のサービスは、詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)などの検知・調査に活用されている。

TRMラボは今回の資金調達を通じ、AIを活用した犯罪捜査基盤の開発を推進する。同社は、分散した情報を分析して犯罪活動の全体像を把握することで、捜査担当者による違法資金の凍結や犯罪ネットワークの遮断などを支援するという。

発表によると、TRMラボの年間経常収益(ARR)は過去3年間で4倍に増加した。同社のプラットフォームは現在、75カ国の600超の政府機関および民間機関に利用されているとのこと。

なおTRMラボは、今年2月4日に7,000万ドル(約107億円)のシリーズC資金調達を発表していた。この調達で同社の評価額は10億ドル(約1,533億円)に達し、ユニコーン企業となった。 同ラウンドはブロックチェーン・キャピタルが主導し、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)やシティ・ベンチャーズ(Citi Ventures)、ギャラクシー・ベンチャーズ(Galaxy Ventures)などが参加していた。

参考:TRMラボ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 副編集長 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。