エンジニアのミカタが給与・業務委託報酬のJPYC払い開始へ
SES事業を展開するエンジニアのミカタが、希望者に対して給与または業務委託報酬を日本円建てステーブルコイン「JPYC」で支払う制度を開始すると、8月28日に発表した。
対象となるのは、同社と本件に関する労働協約を締結した労働組合に属する正社員のうち希望する者、または同社と業務委託契約を結ぶメンバーのうち希望する者だという。支払いは、月々の給与または業務委託報酬の一部もしくは全額を、希望者が指定するパブリックブロックチェーン上のウォレットへJPYCで直接送付する方法で行われる。なお、実施にあたっては、関連法令を踏まえた社内外の制度整備を前提としているとのことだ。
ステーブルコインとは、円やドルなど特定の資産と価値を連動させ、価格が安定するように設計されたブロックチェーン上のトークンだ。価格変動の大きいビットコインなどと異なり、法定通貨に近い感覚で送金や決済に利用できる点が特徴となる。
JPYCは、日本円と1対1で価値が連動するよう設計された日本円建てステーブルコイン。日本円の預貯金と国債を裏付け資産としており、「JPYC EX」を通じて1JPYC=1円で発行・償還できる。資金決済法上の「電子決済手段」に該当し、暗号資産ではない。
エンジニアのミカタによると、本制度の導入には、同社のエンジニアから寄せられた「最先端のブロックチェーン技術に触れ、ステーブルコインを実際の報酬として受け取りたい」という要望に応える狙いもあるという。
同社の田代正義代表取締役社長は、「当社のエンジニアから上がった要望に応じ迅速に制度化した今回の取り組みは、単に最新技術の導入というだけでなく、現場の声を重視する当社の社風を体現するものです。当社はエンジニアへの還元率83%以上という業界最高水準を実現しながら成長しています」とコメントしている。
エンジニアのミカタは2020年設立のIT企業。顧客企業のシステム開発などにエンジニアが参画し、技術支援を行うSES事業を中心に、SES立ち上げ支援、人材派遣、人材紹介などを手がけている。
参考:プレスリリース
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