enishがSOLを最大1億円購入へ、アクティブ・トレジャリー事業の第1弾

enishがSOL購入決定

日本でゲームアプリの企画・開発・運営を手掛ける東証スタンダード上場企業のエニッシュ(enish)が、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の購入決議を8月26日に発表した。発表によるとSOLの購入上限は1億円。本決議日から1か月以内に購入するという。

SOLの購入および保管は、国内暗号資産交換業者SBI VC トレードおよびコインチェック(Coincheck)を通じて行うという。購入したSOLについては、ステーキング、レンディングなどは行わず、保有する方針とのこと。

またエニッシュによるとSOLには、価格変動リスクのほか、暗号資産交換業者等におけるシステム障害や不正アクセス等に関するセキュリティリスク、法令・規制等の変更に伴う規制リスク、ブロックチェーン等に起因する技術的リスク、流動性リスクなどがあるという。

このようなリスクに対して同社は、購入金額に上限を設定し、複数の国内暗号資産交換業者に分散して保管するとともに、保有状況や市場動向などを継続的に確認し、各種リスクが顕在化した場合には、必要に応じて売却を含む対応を行うとのこと。

なお今回の購入決定は、エニッシュの「アクティブ・トレジャリー事業」に基づく第1弾として行われるという。

アクティブ・トレジャリー事業は、同社が6月3日に開始する方針を発表した事業だ。当初の運用規模は7億2,000万円程度を想定し、段階的に開始するとされていた。事業全体では、SOLを中心としたデジタルアセットを保有・運用し、ステーキングなどを通じた継続的な収益機会の創出を目指す。なお、今回購入するSOLについては、前述の通りステーキングなどを行わず保有する方針だ。

またエニッシュは6月9日、ソラナトレジャリー戦略の高度化に向け、ソラナブロックチェーンに特化した総合戦略企業のSOLプラネットと協議開始も発表している。同協議でエニッシュは、バリデーター関連領域やソラナエコシステムとの連携について検討を進めるとしていた。

なおエニッシュは以前、ビットコイン(BTC)も保有していた。同社は2025年4月1日、取得価額1億400万円で計8.063BTCを取得したことを発表。しかし、アクティブ・トレジャリー事業の投資資金を確保するため、2026年6月9日に全量を7,926.5万円で売却した。

同社は、2026年3月末時点の評価額8,548.7万円との差額となる622.2万円を売却損として計上。売却後のBTC保有量はゼロとなった。そして同社は、BTCの売却資金と4月27日に公表した資金調達により、同事業を推進するとしていた。

参考:エニッシュ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田中柊也

「あたらしい経済」編集部 法政大学在学中。web3の革新性に惹かれ、暗号資産やブロックチェーン領域に関心を持つ。現在は制度や規制を中心に学びながら、ニュース制作に携わっている。