2011年から動かなかった約50BTCが移動、現在価値5億円超

約15年間動かなかった約50BTCが移動

2011年に同一のビットコイン(Bitcoin)アドレスが受け取り、その後使用されていなかった4件の未使用残高(UTXO)計49.97BTCが、別のアドレスへ移動した。デジタル資産・データセンター事業を手掛けるギャラクシー(Galaxy)の調査部門ギャラクシー・リサーチ(Galaxy Research)が、日本時間8月7日に公式Xで伝えた。

移動した49.97BTCの内訳は、2011年7月16日に受け取られた13.94BTC、同月22日の14.28BTC、9月2日の10.51BTC、10月25日の11.24BTC。いずれも今回の送金まで使用されていなかった。

ただし、送金元アドレスでは別の残高が2021年と2025年に使用されており、アドレス自体が約15年間休眠していたわけではない。所有者は確認されていない。

該当トランザクションは、ブロックの通し番号にあたるブロック高961,331で承認された。49.97BTCに別の2アドレス由来の約0.0312BTCが加えられ、50BTCが受取先アドレスへ送られた。送金手数料は5,570サトシだった。

Galaxy Researchは、推定原価を1BTC当たり約10ドル、保有期間を約15年とし、投稿時点で49.97BTCは約323万ドル(約5億1,150万円)相当、価格上昇率は約634,347%に相当すると試算した。ただし、実際の取得価格や売却の有無は確認されておらず、確定した利益を示すものではない。

アーカム(Arkham)やメンプールスペース(mempool.space)のデータでは、送られた50BTCは記事執筆時点でも受取先アドレスに残っており、その後移動していない。なお、受取先アドレスには2021年から利用履歴がある。

暗号資産メディア「ディクリプト(Decrypt)」は、受取先アドレスが過去に暗号資産プライムブローカーのファルコンX(FalconX)に紐づく入金先へ資金を送った履歴があると報じた。一方、今回移動した50BTCの売却や取引所への入金を示す証拠は確認されていないという。

参考:アーカムメンプールスペースディクリプト
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者 ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。