クラーケンが5.5億ドルでビットノミアルと買収契約、米デリバティブ運営認可3区分を確保へ

PaywardとBitnomialが買収最終契約

米暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)の運営会社ペイワード(Payward)が、米デジタル資産デリバティブ企業ビットノミアル(Bitnomial)を買収する最終契約を締結したと4月17日に発表した。

買収額は現金と株式の組み合わせで最大5億5,000万ドル(約872億円)とのこと。この取引でペイワードの企業評価額は200億ドル(約3.1兆円)となるという。また取引完了後、ペイワードはビットノミアルの発行済み持分の100%を取得する予定とのこと。

ペイワードはこの取引について、通常の完了条件を満たすことを前提に、今年上半期の完了を見込んでいるという。あわせて、取引完了に関連して必要となる米商品先物取引委員会(CFTC)への届出を行う予定としている。

ペイワードによると、ビットノミアルは米国内の暗号資産取引・デリバティブ事業をフルスタックで運営するための3区分であるDCM(CFTC指定の契約市場)、FCM(先物取引業者)、DCO(デリバティブ清算機関)を備えた初の暗号資産ネイティブ企業だという。さらにビットノミアルは2025年4月、米国の取引所で初の永久先物契約(パーペチュアル)を開始したとのこと。

ペイワードはビットノミアルの基盤を活用し、まずは米国顧客向けにスポットマージン、永久先物、オプションを提供する計画だという。

さらにペイワードは、企業向けB2B基盤のペイワードサービシーズ(Payward Services)を活用し、フィンテック企業、銀行、証券会社、決済事業者などのパートナー向けにサービスを提供する方針だ。パートナーは単一の統合接続とAPI群を通じて、規制下の米デリバティブ商品を自社顧客向けに提供可能になるという。なおペイワードサービシーズの提供開始は3月11日に発表された。

参考:クラーケン
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。