ドーンラボ、ステーキング中のSOLを担保に借入可能な新機能対応バリデータに選出

ステーキング中のSOLを担保に借入可能に

ドーンラボ(Dawn Labs)が、ソラナ(Solana)上のDeFi(分散型金融)プラットフォームであるジュピター(Jupiter)提供の新機能「ネイティブ・ステーク・レンド(Native Stake Lend)」の対応バリデータに選出された。ドーンラボが4月14日に発表した。なお同社は、初期パートナー以外では初めて対応バリデータとして選出された企業になるとのこと。

ドーンラボは、ソラナチェーンに特化したバリデータ運用および資産運用事業を展開する企業。自社においてもソラナのバリデータノードを稼働させており、ソラナ財団公式プログラム「Solana Foundation Delegation Program(SFDP)」参加者として承認されている。なおネイティブステーキングとは、トークンをバリデータに直接委任し、ネットワークの検証に参加することで報酬を得る仕組みを指す。

今回ドーンラボが選出されたネイティブ・ステーク・レンドは、ネイティブステーキングされたSOLをそのまま担保として活用できる仕組みだ。これにより、ユーザーはステーキング報酬を受け取りながら、そのポジションを担保にSOLを借り入れることが可能となる。

従来、ネイティブステーキング中のSOLはロックされた状態となり、DeFiでの活用が難しいとされていた。同機能では、ステークを解除せずに流動性を確保できる点が特徴とされている。また、担保と借入が同一資産(SOL)であるため、価格変動による担保比率の変化が起こりにくく、清算リスクが抑えられる設計とされている。

発表によると、同機能のテスト期間中において、ドーンラボのバリデータには約1.6億円の総預入資産(TVL)が集まり、同プラットフォーム上で最大規模となっているという。

なお同機能は、ジュピターのほか、ヘリウス(Helius)、ナンセン(Nansen)、ブルーシフト(Blueshift)、キルン(Kiln)、テンポラル(Temporal)などが初期パートナーとして関与している。

ドーンラボはこれまで、NTTデジタル(現ドコモ・グローバル)やモブキャスト(現WIZE)のソラナバリデータ事業の支援を行ってきた。ネイティブ・ステーク・レンドについてもドーンラボバリデータを通じて、複数の日本法人が初期活用パートナーとして参画・活用を予定しているとのこと。

なおドーンラボ代表の南雲悠太郎氏は、ソラナグローバルハッカソンで3位入賞の実績を持つ人物。東京大学在学中からクリプト領域で精力的に活動し、外資系コンサルティング会社を経て独立した経歴を持つ若手起業家だ。

参考:プレスリリース
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者 ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。