ビットポイント、法人向けイーサリアム(ETH)運用にDVT導入。SSV活用で4社連携

SSV Labs参画で連携体制を4社に拡大

暗号資産(仮想通貨)取引所ビットポイントジャパン(BITPOINT)が、分散バリデーター技術(DVT)プロトコル「SSVネットワーク(SSV Network)」を法人向けのイーサリアム(Ethereum)運用基盤に導入したと3月26日に発表した。

同取り組みは、SSVネットワークの開発元であるSSVラボ(SSV Labs)との連携により実現したもの。これにより、これまでのビットポイント、デフコンサルティング(Def consulting)、ピーツーピー(P2P.org)の3社連携にSSVラボが加わり、4社体制に拡大した。

デフコンサルティングは、イーサリアムのネイティブトークン「ETH」をバランスシートに組み入れる「トレジャリー戦略」を推進しており、ステーキングによる継続的な収益獲得を目指している。

これまで同戦略では、ビットポイントがETHの取得・保管およびステーキング基盤を提供し、ピーツーピーがバリデーター運用を担っていたとのこと。

今回の連携により、ピーツーピーのバリデーター運用にDVT技術が導入される。DVTは、バリデーターの鍵管理と運用を複数の独立したオペレーターに分散させる仕組みで、単一障害点を排除し、障害時の停止リスクやスラッシングリスクの低減が期待される。

またSSVネットワークでは、ネットワーク参加者向けのインセンティブプログラムが用意されており、通常のステーキング報酬に加えた収益機会も提供される。

SSVネットワークは、DVTを中核としたイーサリアム向けの分散型ステーキングプロトコルで、総預かり資産は150億ドル規模、ステーキング実績は600万ETH超とされる。オペレーター数は1,800以上にのぼり、DVT分野で世界最大規模のプロトコルとされている。

同社は今後、今回構築した運用基盤をもとに、法人向けのイーサリアム活用支援サービスを拡充する方針。DVT技術を活用したステーキング環境の提供を通じて、企業の暗号資産活用や財務戦略への組み込みを後押しするとしている。

なお4月には、SBI VCトレードを存続会社とするビットポイントの吸収合併が行われる予定だ。SBI VCTRADEとBITPOINTの両取引サービスは2ブランドを維持し、合併後も当面は両サービス提供は継続される。なお両取引所はSBIホールディングスの連結子会社である。

 参考:ビットポイント
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者 ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。